犬との暮らし
病気予防
犬は自分では、病院にいくことはできません。飼い主として犬のいつもと違う様子などを知るためにも日常の元気な様子を知らなければなりません。日頃から愛情をもって接していれば自然と気が付く部分もあるでしょう。予防できる病気は予防接種などで普段からの健康管理を心がけましょう。



◎ワクチン接種



子犬の仔犬の病気には感染したら命にかかわる怖い伝染病が在ります。これらの病気にかかる前に、ワクチン接種で子犬の身体の中に抵抗力(抗体)をつけておくのがワクチンの目的です。子犬は母犬から主に初乳を介して、母犬の持つ免疫を譲り受けます。これを移行抗体と呼んでいますが、この免疫は一生続くものではありません。移行抗体が有効な期間は生後およそ45日から90日ぐらいまでで、徐々に効果はなくなります。この抗体効力の切れる時期が、病気に対する抵抗力が失われる大変危険な時期と言えます。これを防ぐのが1回目のワクチン接種です。しかし母犬譲りの免疫が少しでも残っていたら、せっかくのワクチン接種が十分な効果を得られないので、より確実に免疫を作るため、その後3〜4週間置いた後、追加で1回〜2回の接種が必要なのです。しかしワクチンによる免疫も約1年しか効果がありません。毎年継続してワクチン接種を受けさせましょう。

◎予防接種が必要な主な病気

病名 犬ジステンバー
症状 発熱、咳、鼻汁、呼吸困難、下痢、血便、脱水症状などが続く。進むと痙攣など線形症状が出て死亡する。
予防方法 生ワクチンを接種。

病名 犬伝染性肝炎
症状 症状は発熱、食欲低下、下痢、嘔吐、腹痛など。他のウイルス性伝染病と合併や仔犬に多い劇症型では死亡する。
予防方法 生ワクチンを接種。犬ジステンバー(D)と犬伝染性肝炎(H)の2種混合ワクチン(DH)が普及している。

病名 犬パルボウイルス感染症
症状 腸炎型は激しい嘔吐、下痢、血便、脱水症状など。心筋炎型は呼吸困難を起こす。いずれの死亡率が高い。
予防方法 年2回単独でパルボウイルス不活化ワクチン接種をするとより安心。他の犬の排泄物を舐めさせないこと!

病名 犬レプトスラピ症
症状 ひどい嘔吐や下痢が続き、悪化すると下痢便に血が混じり、肝不全から尿毒症を起こし死に至る。
予防方法 犬犬ジステンバーと犬伝染性肝炎のワクチンにレプトスラピ不活化ワクチン(L)を混ぜたDHLなどを接種。

病名 ケンネルコーフ
症状 頑固な咳がいつまでも続き、鼻水をたらして体力も急激に消耗し、仔犬などは死に至る場合もある。
予防方法 犬アデノウイルス()型感染症ワクチンを接種。犬舎や犬の歩き回る場所を常に清潔に保つ。

病名 狂犬病
症状 中枢神経に作用し全身の感覚を麻痺させます。ふらふら歩き、よだれを垂らし、噛み付く。100%死亡する。
予防方法 毎年春に1回予防接種を行う。各地区の関係機関による集団予防接種が実施されている。

病名 フィラリア症
症状 咳、血尿、貧血、腹水が溜まるなど様々。血の流れが悪くなり、心臓をはじめ殆どの内臓が侵される。
予防方法 初めての夏を迎える仔犬を除き血液検査後、予防薬を飲む。蚊が媒介する病気なので、まずもとを防ぐことが大切。




◎ワクチンの種類

◎7種混合ワクチン
ウイルス(ジステンバー、パルポ、アデノ、パラインフルエンザ、伝染性肝炎、レプトスピラ(2種))を接種することにより免疫抗体をつくります。
◎5種混合ワクチン
7種からレプトスピラ(2種)を除いた物です。感染源がネズミが関与しているのでネズミがいない場合は省略する時もあります。
◎3種混合ワクチン
ジステンバー、パルポ、パラインフルエンザ、の混合ワクチンです。パルポは間隔をあけて接種します。
◎狂犬病ワクチン
狂犬病予防法により定期的に義務づけられています。





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